現在の私のセクター別の保有銘柄は、以下の通りです。
私の場合、ディフェンシブ銘柄が中心なので、「生活必需品」セクターと「ヘルスケア」セクターに集中しています。
これから景気減退局面に移行していく中では基本的にこれで良いと思いますが、全く触れていない「公共事業」セクターに興味があるので、簡単に調査してみました。
主に時価総額と配当実績年数を中心にして、主な企業をピックアップしてみたら12の企業がヒットしました。
ちょっと多いかなとは思いましたが、とりあえず数字を並べてみることにしました。
12の公益事業会社の各種指標
結果は、上記の通りです。数値は、2019年の12月末時点でのもので、青背景の項目は、私の銘柄選択基準で注目している所、太字はほぼ基準をクリアしているものです。
全体の傾向
公益事業会社は、多かれ少なかれ地域限定の事業を行っているので時価総額として1000億ドルを超えるような巨大企業は1つしかありませんでした。それでも100億ドルを超える大企業は8つありました。
又、殆どの会社がフリーキャッシュフローがマイナスになっているのも共通点です。各社設備投資に毎年相当な金額を投資しているので、このような結果になっていると思われます。
その他の経営状態を表す数値は、どれも極端に悪い会社は、見受けられないようです。
又、今回の大暴落を受けても意外と株価が下がっていなかったりします。中にはむしろ昨年末の株価より上がっているものもあります。
第一次予選
この中から一つ投資先を選ぶとして、その第一次予選的に3~4つ程度に絞るために注目したのは、「連続増配実績」と「時価総額」です。その他の項目は、各社でそれ程大きな開きがなかったのですが、この2項目を結構開きがあったので、ここに注目してみました。
その結果、選択したのは、サザン(SO)、コンソリーテッド(ED)、アトモス・エナジー(ATO)の3社になりました。
サザン(SO)は、連続増配実績が基準の20年に若干足りませんが、ちょっとおまけです。
会社の規模としては、サザン(SO)>コンソリーテッド・エジソン(ED)>アトモス・エナジー(ATO)の順ですが、コンソリーテッド・エジソン(ED)の増配実績年数45年は、大いに魅力的です。
各社の概要は、
サザン (SO):米国で最大級の公益企業であり、米国9州で約900万人の顧客に電力と天然ガスを供給している。およそ50ギガワットの発電能力を有し、主にジョージア州、アラバマ州、ミシシッピ州で規制対象のサービスを提供する。
コンソリデーテッド・エジソン(ED):Consolidated Edison Company of New York(CECONY)およびOrange & Rockland(O&R)の持株会社である。これらの公益事業は、ニューヨーク市を含むニューヨーク州南東部、およびニュージャージー州の小規模な地域の顧客に、蒸気、天然ガス、および電気を供給する。2つの公益事業は収益の約90%を生み出す。残りの10%は再生可能エネルギープロジェクトやガスや送電への投資によるものである。これらの投資の結果、米国で電力規模の太陽光発電容量で最大級の所有者の一社となった。